欧米諸国の歴史教科書に書かれた南京大虐殺

カテゴリ南京大虐殺


南京大虐殺は欧米諸国の歴史教科書にも載っている歴史的事実である。

ただし米国の歴史教科書に載っている「犠牲者40万人」というのはあくまでも米国の見解であり、中国の公式見解である「犠牲者30万人」とは何の関係もないので、くれぐれも「中国が米国に働きかけて歴史教科書にまでこんなことを書かせた!」などと難癖を付けたりはしないように。

「犠牲者40万人」に文句を言いたければ米国に言うべきであるし、むしろ中国の公式見解が今以ってそれより数の少ない「犠牲者30万人」であり続けていることには感謝してほしいくらいである。



目次


産経「ぐぬぬ、米国の歴史教科書に南京大虐殺が記述されている!」


2015.1.8 06:07

「日本軍の残虐さを疑う生徒はいない」。米カリフォルニア州の公立高校に通う日本の男子生徒(16)と女子生徒(17)が、世界史や米国史の授業で「慰安婦」や「南京大虐殺」について、どのように習ったかを語った。男子生徒は、旧日本軍が慰安婦を強制連行したと記述、南京事件の被害を誇張して伝えている米大手教育出版社「マグロウヒル」(本社・ニューヨーク)の教科書で学んでいた。誤った歴史の拡散は深刻な事態を招いている。(ロサンゼルス 中村将)

男子生徒によると、世界史の授業は教師が史実に関する概要を教え、生徒が自宅で教科書を読んで復習するスタイル。「南京大虐殺」については教師が「それまでの歴史で類を見ない残酷さ」と説明していた。

マグロウヒルの教科書「トラディションズ・アンド・エンカウンターズ(伝統と交流)」は、南京事件について「ザ・レイプ・オブ・南京」という項目を立てて、《日本軍は2カ月にわたって7千人の女性を強(ごう)姦(かん)》《日本兵の銃剣で40万人の中国人が命を失った》などと記述している。

日本側の調査・研究をふまえると明らかに誇張された表現だが、こうした記述が実際に試験にも出る。男子生徒によると、「この時代に、日本軍が中国で残酷なことをした事件は」という問題があり、「ザ・レイプ・オブ・南京(南京大虐殺)」と答えさせる設問や、「虐殺で何人が犠牲になったか」と問い、20万人、30万人、40万人の中から選ばせる設問もあった。生徒らは教科書を熱心に暗記していたという。



2015.1.8 06:07

女子生徒は米国史の授業で、戦争での残虐行為を告白する元日本兵を名乗る白髪の老人の動画を見せられた。日本語で話す内容に英語のナレーションがついていた。老人は「女性を5、6人で強姦して殺害した」などと語っていたという。

女子生徒は老人を、慰安婦問題で虚偽の証言を繰り返した吉田清治氏とは「別人だった」とし、「中国での話だったと思うが、戦争で日本兵がいかに残虐かを説明する際に見せられた」と話した。老人が本当に元日本兵だったかも含め真偽は不明。CDやDVDではなく、ビデオテープだったことから「相当古いもので、長年使いまわしているようだ」とも指摘した。

女子生徒の世界史の授業は「トラディションズ・アンド・エンカウンターズ」は使わなかったが、授業では教科書通りの表現で慰安婦について説明された。

《日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊にささげた》。全くの虚偽だが、教師からそう説明された日本以外のアジア系の生徒に「天皇からの贈り物だって。すごいよね」と言われ、衝撃を受けたという。

2人とも保護者に話して初めて、授業内容が史実と反することを知った。



2015.1.8 06:07

男子生徒は、仲の良かったアジア系の級友に「慰安婦の強制連行も南京大虐殺もなかったらしいよ」と言ってみたが、一蹴されたという。「日本語の本や文献しかないので、反論できない」。男子生徒はそう語り、日本政府の立場や、歴史の捏(ねつ)造(ぞう)に対する反論を「英語でも発信してほしい」と要望している。

女子生徒は「世界史を教える先生が日本軍は残虐だったと信じている。先生たちにも日本側の見解を理解してもらう方法を考えてほしい」と話した。

取材に同席した保護者は、「思春期の子供は学校でのことをいちいち親に言わない。どんなことを教わっているか知らない親は多い。『米国での教育』と突き放すのではなく、史実と違うのだから、日本政府は静観しないでほしい」と語った。


「南京大虐殺」から「歴史修正」まで、イタリアの教科書に“日本の罪”強調の流れ―中国メディア


配信日時:2015年8月20日(木) 6時34分

2015年8月19日、新華網によると、近年、イタリアで中国に対する注目度が高まっており、その一つの例として、現地の歴史教科書では第2次世界大戦における日本軍の中国侵略戦争の罪が強調されるようになってきているという。

現在発行されているイタリアの高校で広く使用されている教科書では、第2次世界大戦は26ページにわたって説明されており、中国に関する部分は4ページになる。中国現代史については、1933年当時の毛沢東、溥儀、満州国臨時政府のメンバー、1937年の第2次上海事変などが写真付きで説明されている。

また現代史では、中国共産党の長征、日本の侵略、国共合作、南京大虐殺などの内容が含まれている。教科書では、「30万人の被害者が出た南京大虐殺は、醜悪な虐殺であった」「1937年の南京大虐殺は、アジアにとって第2次世界大戦の真の始まりを指している」などと記されている。さらに、「大虐殺を一貫して認めないばかりか、自国の教科書ではその事実を薄め、中国侵略後に犯した罪を軽視している」などと日本の“歴史修正”を批判する内容まであるという。

現地の専門家は新華社の取材に対して、イタリアの学校の教科書に中国に関する内容が増えている理由を3つ挙げた。まず、現代の歴史教育の流れは欧州中心ではなく、世界に目を向けるようになっていること。中国や日本など、西洋とは異なる伝統を持つ国に対する注目度が高まっている。次に、中国は世界第 2の経済体であること。学生たちに中国の歴史を理解させることで、中国がどうして現在の地位を占めるようになったのかを学ばせるという。3つ目に、中国系イタリア人、特に学生が増加するにつれ、華人コミュニティがイタリアの教育システムの中に組み入れられていることだ。

ジャーナリストのフェランティ氏は、教科書に中国に関する内容が増えていることは、歴史研究者の見方が客観的な方向に向かっていることを証明していると指摘する。同氏は「第2次世界大戦の日本はナチスドイツと同じように残酷だったが、日本の指導者はドイツのように戦争犯罪に対する正確な認識を持っておらず、誠意ある謝罪を拒んでいる。そのため、被害を受けたアジアの国は当然、受け入れられない。これらはイタリアの学校の教科書の中に表現されるべきだ」と話しているという。(翻訳・編集/北田)

  • 最終更新:2015-10-17 01:01:03

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