日本と違って女性の社会進出が著しい中華圏



中国・台湾・香港いずれの地域においても女性の社会進出が著しい中華圏と、女性の社会進出度において南朝鮮にすら劣る日本の決定的な差。世界的に女性解放運動が広がる中、日本は世界の流れにどんどん取り残されていく。


目次


女性経営陣の活躍、世界平均を大きく上回る=日本は世界最低―中国



配信日時:2011年3月10日 0時3分

2011年3月8日、国際会計事務所グラント・ソントンに中国で唯一加盟する北京の京都天華会計師事務所が、最新の2011年版「国際ビジネス報告(IBR)」を公開した。中国では企業上層部で女性が多く活躍していることがわかった。解放日報が伝えた。

調査に回答した企業のうち、中国企業で女性が経営陣に占める割合は34%で、2009年(31%)と2007年(32%)と比べて増加している。さらに女性が最高経営責任者(CEO)を務めている割合は19%で、世界平均の8%を大きく上回り、世界で2番目に多いことも明らかになった。

しかし、世界的に見て女性経営者層の割合は減少傾向にあり、今年の世界平均は20%にとどまった。2009年(24%)と比べて大幅に減少しており、2004年(21%)の水準に逆戻りした格好となっている。なお、世界で女性経営者層が最も多いのはタイ(45%)。これにグルジア(40%)、ロシア(30%)が続いた。一方、女性経営者層が最も少ないのは日本とアラブ首長国連邦で、いずれも8%にとどまっている。(翻訳・編集/岡田)


日本企業の男尊女卑に嫌気を差し、中国へ渡る日本女性が続出



日本企業の男尊女卑の性差別に嫌気を差し、中国へ渡る日本女性が大量に続出している。自らの能力と苦労に耐える精神を武器に、中国で新たな事業や生活を切り開いているのだ。環球時報が日本メディアの報道を引用した。

共同通信の記事(14日付)によると、成長を続ける中国の国際都市、上海では自分の能力を証明するために日本から渡ってきた女性たちが、リスクや失敗を笑い飛ばし、日本で培った温和な物腰と細やかな気配り、そして異国で鍛えたコミュニケーション力を武器に輝いている。

「ずっとこんなじゃ嫌だ」。大手電機メーカーに努めていた長島芳恵さん(39)に、こうした考えが芽生えたのは9年前だった。何かと「女のくせに」と言われ、上司に評価されれば男性同僚の嫉妬を買う。将来性ある中国で学ぼうと、上海留学に旅立った。

中国では語学学校に1年通った後、日系企業を経て、台湾系のコンサルタント会社に就職した。社内唯一の日本人だったが、営業の第一線で活躍するだけでなく、中国政財界との人脈づくりという重任も担った。「こんな大役を任されるなんて、日本では絶対にあり得ない」。さらに自分を高めるため、日系企業に転職。約1年で秘書長に抜擢された。

記事によると、上海には長島さんのように日本の企業を離れ、ゼロからスタートした女性が多い。従来のしきたりに固執し、女性を戦力と見なさない多くの日本企業。不況下で激しくなる採用時の性差別。彼女たちをこの選択へと後押しする理由はいくつもある。大学時代から約10年間上海に暮らす野口佐代子さん(28)は「何人か集まると、必ず夢を語る」と日本との違いを指摘する。

雲井美千子さん(29)は「何でもできる気がする」と言う。上海で数年働いた後に日本へ戻ったが「もう一度勝負したい」との思いを抱き、日系企業の営業職として今年初めに再び上海へ来た。「出る杭を打つのではなく、学ぼうとする」社会の空気が、自分を成長させると感じている。

活躍しているケースが多いが、バスに1時間揺られて郊外の団地で営業をし、地元男性に混じって10元のランチを食べ、連日会社で深夜まで報告書を書くなど、非常に苛酷な勤務環境の日本女性もいる。月給は数万~20数万円と日本より低いが、雲井さんは「こうした経験が将来に生きると、みな楽しんでいる」と言う。

中国での企業を望む日本女性も多いが、リスクは大きい。現地のパートナー選びを誤ると痛い目に遭う。だが上海でブライダル会社を立ち上げた陰山奈央子さん(34)は「失うものは何もないのに、何を恐がることがあるの?」と、こうしたリスクを楽しんでいるようだ。「1年後はどうなっているかわからない。そこが面白い」--。

「人民網日本語版」2012年1月15日


女性の社会進出度 台湾は中華圏でトップに



2013/03/08 18:45:05

(台北 8日 中央社)カード大手、マスターカード・ワールドワイドがまとめた「女性の社会進出度調査」によると、アジア・太平洋地域の14カ国・地域で社会・経済分野での男女格差が最も少ないのはニュージーランド、台湾は5位で、中華圏では香港と中国大陸を上回りトップとなった。

この調査はアジア、中東、アフリカ地域での女性の社会的地位ををはかるため、マスターカードが継続的に行っているもので、評価指標は雇用、教育、リーダーシップの3つに大別できる。

スコアが男女平等を示す基準の100を下回った場合は男性優位を、100を上回った場合は女性優位を意味する。

今回の調査では、総合指数の第1位はニュージーランド(77.8)、第2位はオーストラリア(76.0)で、以下フィリピン(70.5)と続き、台湾は2008年の58.8から今年の64.7に大きく上がり、順位も昨年の9位から5位に躍進、中華圏では香港(63.3)と中国大陸(61.5)を上回り、トップに輝いた。

韓国(49.7)、日本(48.1)、インド(38.0)はいずれも女性の社会進出度が台湾より低い結果となった。


二重学位を持つ女性戦闘機パイロット誕生 中国空軍初



中国空軍石家荘飛行学院某旅団の卒業式が25日午前に行われた。戦闘機パイロット候補生の女子学生16人が各種卒業試験に見事合格した。彼女らは、工学学士号を昨年取得したのに続き、軍事学士号も取得し、中国空軍初の、二重学位を持つ女性戦闘機パイロットとなった。解放軍報が伝えた。

2005年、中国で初めて女性の戦闘機パイロット候補生の募集が始まった。2008年9月、志願した15万人以上の女子高卒生の中から、戦闘機パイロット候補生33人が選ばれた。女性戦闘機パイロット候補生には、「4年+1年」の育成体制が敷かれた。彼女らは、空軍航空大学で4年間、大学学部レベルの基礎理論科目と航空理論科目の計約100科目を履修し、空中からのパラシュート降下訓練や野外でのサバイバル訓練を受け、初級飛行訓練大綱で定められた飛行訓練を受け、空軍飛行学院に「進級」した。その後、1年間の高級飛行訓練を経て、試験に合格し、晴れて二重学士の学位を手にした。

女性戦闘機パイロット候補生16人は、5回にわたる寒暖差実体験トレーニングの難関を突破し、全訓練を見事終了した。(編集KM)

「人民網日本語版」2013年6月28日


  • 最終更新:2014-07-15 06:32:14

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